プロミュージシャンの音楽制作の流れについて解説

プロミュージシャンはどうやって音楽を作る?音楽制作の流れについて紹介
CDを購入したり、パソコンでダウンロードしたりして普段何気なく音楽を聴いていませんか?しかしこの音楽、どのようにして手元に届くのでしょうか?音楽制作にはいくつかの工程があります。そこでここでは音楽の作られる流れについて解説します。

楽曲の制作

まず何といっても楽曲を作らないことには始まりません。作り方のスタイルはいろいろとありますが、ポップスの場合作曲を先に行って、後付けで歌詞を制作する流れが主流です。昔はラジカセなどにメロディーを録音して、そこから制作するスタイルが多かったです。しかし現代ではDTMやDAWソフトなどを使って、作曲作業を行うのが主流になりつつあります。

レコーディング

楽曲が出来上がれば、今度はレコーディングを進めます。現在ではDAWシステムを利用すれば、自宅でだれでもレコーディングができます。DAWソフトとマイク、オーディオ・インターフェイスがあれば、誰でもそれなりのレベルのレコーディングは可能です。アーティストの場合にはレコーディングスタジオに行って、そこで音撮りを行うことが多いです。

サウンドのまとめ

レコーディングが終わったら、いろいろな音量について混ぜ合わせていきます。このステレオ・2トラックにまとめ上げる作業のことを、ミックスダウンといいます。作品のクォリティを左右する重要な工程です。しかしそもそもの編曲やレコーディングがうまく行っていないと、いくら工夫しても上質の作品はできません。また設備が充実しているかどうかも大事で、ストレスのない作業をするためにはハイスペックのものが求められます。

マスタリングが最終工程

レコーディングの最終工程といわれているのが、マスタリングです。音圧レベルや質感の微調整を行って、音の最終的な作り込みを進めます。またいわゆる検品作業もマスタリングの中に含まれます。CDとして聞いたときに不自然なポイントがないか、あった場合には修正するのもこの工程です。必要に応じてリミックス作業もこの工程の中で行われます。マスタリングの良し悪しで作品のクォリティも変わってきます。

まとめ

このように音楽制作する場合、いくつかの工程を経る必要があります。ソフトを使用すれば、ある程度の知識があれば自分でも制作することは可能です。しかしプロの本格的な楽曲を制作するためには、コンプレッサーやイコライザーのようなミックスダウン・マスタリングするための設備が必要です。これらの使い方のコツがつかめないと、高品質の音楽は制作できません。