温かみのある音が人気!レコードを聴くために必要な機材を紹介

近年再注目されているレコード。この記事ではレコードを聴くために必要な機材を紹介します。

レコードを聴くために必要な機材

・レコードプレーヤー

レコードを回転盤で回転させ、アームの先についた針でレコードに触れ、音を再生する役割を果たします。一般的なレコードプレーヤーだけでは小さな音しか出ず、レコードは聴けません。

・フォノイコライザー

フォノイコライザーはレコードプレーヤーが再生した音の音量調整と音域調整を行います。入門レベルのレコードプレーヤーではフォノイコライザーを内蔵しているものが一般的です。

・プリメインアンプ

プリメインアンプはフォノイコライザーで大きくした音をより大きくする役割を果たします。

・スピーカー

スピーカーは最終的に音を出す機材です。レコードの音をレコードプレーヤーで再生し、フォノイコライザーで音量・音域調整を行い、アンプでさらに音を大きくして、その音をスピーカーが出してレコードの音楽が響く、という仕組みになっています。

・最も重要な「カートリッジ」

忘れないでおきたいのがカートリッジです。いわゆるレコード針で、レコードと触れ合ってその振動を音として伝える受容な役割を果たします。カートリッジはレコードプレーヤーには欠かせないパーツで、カートリッジを交換するだけで音の印象が大きく変わったりします。値段は5,000円以下のものからあり、いろいろなタイプと価格帯のものが存在します。

低価格でレコードを聴きたい方・初心者におすすめの「スピーカー内蔵レコードプレーヤー」

低価格でレコードを聴きたい方・初心者の方におすすめなのがスピーカー内蔵モデルのレコードプレーヤーです。フォノイコラーザーやプリメインアンプも内蔵しているので、これ1台でレコードを再生することができます。

機材同士を配線する手間も必要ありませんし、いくつもの機材を置く必要もないので場所を取りません。再生する音のクオリティにこだわらないのであれば20,000円以下で購入できるため、まずはとにかくレコードの音を聴いてみたい、という方にはおすすめです。

もう少し良い音で聴きたい方におすすめのセット「一部一体型」

やっぱりある程度良い音でレコードの音を聞きたい、という方には一部一体型の機材を揃えることをおすすめします。

どの機材とどの機材を一体型にするのかはいくつかのパターンがあります。

・レコードプレーヤー+フォノイコライザーとプリメインアンプ+スピーカー

最初におすすめするのがこちらの組み合わせです。フォノイコライザー内蔵のレコードプレーヤーは10,000円前後、アンプ内蔵スピーカーもおなじくらいで見つけられるため、全部で20,000円ほどで購入できるため、スピーカー内蔵レコードプレーヤーとそれほど変わらない価格ながらかなり良い音でレコードを聴くことができます。

・レコードプレーヤー+フォノイコライザーとプリメインアンプとスピーカー

次におすすめしたいのがこちらの組み合わせです。先程の組み合わせよりももう少し音にこだわりたい方はアンプとスピーカーをそれぞれ別で用意しましょう。プリメインアンプは20,000円前後、スピーカー10,000円程からあるため、安ければ総額40,000円程度で全て揃えることができます。もちろん、もっと音にこだわるのであればそれぞれの機材は数十万円ほど、もしくはもっと高額なものまで限りなく存在します。もちろん、レコードプレーヤー、フォノイコライザー、プリメインアンプ、スピーカー、それぞれを単体でそろえてこだわるとさらにレコードの音を深く楽しめるでしょう。

ワイヤレスで使える「Bluetooth対応レコードプレーヤー」

最近ではBluetoothを内蔵したフォノイコライザー搭載レコードプレーヤーも数多く販売されていて、値段も安いものであれば20,000円以下のものもあります。こちらのタイプのレコードプレーヤーとBluetoothヘッドフォンやBluetooth スピーカーがあればレコードの音を聴くことが可能です。

PCやスマホと接続するなら「USB対応」

近年のレコードプレーヤーにはUSBポートが搭載されたレコードプレーヤーが数多く販売されています。USBメモリやPC、スマホなどと接続してデジタル録音することができます。PCでCDの音源を取り込むにとは違い、リアルな再生時間が録音時間となるため時間はかかりますが、一度録音して仕舞えばレコードを毎回取り出して再生する手間が要らず、レコードの摩耗も防ぐことが可能です。

まとめ

レコードを聴くために必要な機材を紹介しました。音楽を聴くのにCDなどのソフトを手に取る機会さえなくなった昨今、レコードのアナログ音の魅力に改めて注目が集まっています。まだレコードの音を経験したことがない方はぜひ一度、その音を体験して未定はいかがでしょうか。